評定を再取得するに当たり、既に取得済みの範囲も含めて、主要部材、接合部、架構方法等について耐久性を実験的に求め、設計強度を確認しています。
まず、梁および柱部材、続いて、母屋・胴縁に使用するゲージ材について部材毎に設計範囲を網羅するよう設計パラメータを設定し、それぞれ十数体から数十体の単材試験を行っています。同様に、部材同志の接合部についても網羅的に試験を行っています。そして、実大規模試験では、必要に応じて数トンから数十トンの積載荷重を載せ、地震力を想定した繰返し漸増荷重を載荷する実大試験を十数体行っています。これらの試験に付随した素材強度試験体は千数百にも及び、現在yess建築で使用している素材の統計的な強度も把握できています。ここでは、実験時に撮影した十数万枚の写真の中からいくつか選んで試験の状況をご紹介しています。