南部広域行政組合 被覆型一般廃棄物最終処分場「美らグリーン南城」B棟(覆蓋施設)
ビルダー:有限会社大地建設 (沖縄県)
- リサイクル施設・最終処分場
- 最終処分場
- 360゚画像あり
- 空撮動画あり
沖縄県の 南部広域行政組合 様が管理される糸満市、豊見城市、南城市、八重瀬町、与那原町、西原町共同の被覆型一般廃棄物最終処分場「美らグリーン南城」のB棟です。
2018年に建設いただきましたA棟含めまして、覆蓋施設の上屋2棟をシステム建築で建設いただきました。
YouTube 「南部広域行政組合 被覆型一般廃棄物最終処分場”美らグリーン南城” B棟」空撮
360度パノラマVR ※マウスやカーソルキーで360度ご覧になれます。
無柱スパン50.0m x 奥行130.0m となる、非常にワイドスパンなスペースです。
貯留槽構築に先立って、上屋を建設しています。
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美らグリーン南城 全景(2020年撮影)
美らグリーン南城は、南城市の玉城奥武にあります。
2棟並ぶ建物の左側建物が、2018年に建設いただきましたA棟です。
右側建物が、このたび建設いただきましたB棟になります。
雨や風から保存物を守る事に適する「yess建築」による一般の倉庫や工場施設建設と同等仕様、かつコストパフォーマンス高い最終処分場建築です。
建物は、幅50.0m x 長さ127.0m の室内無柱構造のカスタムタイプです。
長手方向の鉄骨主柱間隔は、すべて6.0m間隔を適用しています。
沖縄県は建物設計上の基本風速が46m/secと、他の地域に比べて風速条件が大きい地域となりますので、建物を耐風仕様としています。
またB棟側は、延長が長い建物となりますので、強い日照による長手方向の鉄骨の熱膨張の影響を避けるべく、建物中間部にエキスパンションジョイントを設けています。
B棟外観
外壁は、Vリブウォールのエジプシャンホワイト色。屋根はPXルーフのカラーガルバリウム鋼板です。
撮影は、建物完成後の外構完成前の撮影となります。
A棟 山手側からの撮影
A棟・B棟もとに、ほぼ同等の仕様となっています。
B棟内観
yess建築製品の中でも特に幅広い部類となる無柱スパン50.0mの空間です。
現しとなる鉄骨は、すべてメッキ仕様です。
軒高は、軒先母屋下で7.8mの高さとなっています。
貯留槽構築に先立って、上屋を建設する事で、雨水流入の無い安心・安全な作業環境下で貯留槽掘削が可能となります。
20年度以降に遮水工事と擁壁工事を行い、21年度からの本格供用を目指しています。
千葉県にあるyess建築のシステム建築専用の工場で生産されるビルドHフレームや母屋・胴縁。屋根・外壁も高効率に工場生産される専用品です。
yess建築は、建築面積で200m2から30,000m2超えまでの建物に対応し、これらの規模の建物を年間500棟も建設できる工場生産体制だからこそ、短工期・高品質でコストパフォーマンス良く建設できるのです。
人の営みには必ず必要となるゴミ処理施設。
沖縄県以外にも日本全国多数の最終処分場があり、私達の生活環境を美しく保ち、生活を支えてくれています。
これらの施設が少しでも長い期間、そして大切に供用できるようにゴミ排出の減量化・リサイクルの重要性を感じる次第です。
南部広域行政組合 様の被覆型一般廃棄物最終処分場「美らグリーン南城」B棟は、2020年03月に貯留槽上屋を引き渡しました。
2018年から一部供用を開始されています 美らグリーン南城 A棟 は、下の同一敷地内案件からご覧下さい。