株式会社鳥取林養魚場 琴浦町RASプラント養魚棟

ビルダー:株式会社井木組 (鳥取県)

  • 工場
  • 食品・農林水産
  • 空撮動画あり

魚養殖を一貫して管理する陸上循環ろ過養殖システム(RAS)によって、世界初となるギンザケを卵から成魚までの成長を養殖・生産されています鳥取県東伯郡琴浦町の 株式会社鳥取林養魚場 様。

RASプラント養魚棟をシステム建築で建設いただきました。

RASプラントシステムは、従来の養殖システムに比べて使用する水が少なくてすみ、廃棄物も100%近く回収できる環境にも優しく自然災害や疾病流入へのリスクが少ないシステムだそうです。

 

YouTube 「株式会社鳥取林養魚場 琴浦町RASプラント 養魚棟」

 

琴浦町RASプラント全景

場所は鳥取県東伯郡琴浦町に位置します。

良質な湧水があり、かつ赤碕新港からの海上輸送を可能とするため琴浦町の海岸に位置しています。

左側の建物がこのたび建設いただきました養魚棟です。右の建物は先に建設されました事務所・孵化棟(在来建築)です。

20171110-AERIAL PHOTO_011

 

養魚棟外観

建物は 長さ50.8m x 奥行34.0m の室内無柱仕様の2.0t天井走行クレーン付きのカスタムタイプです。

20171110-AERIAL PHOTO_001

 

この地域の設計積雪荷重条件は短期積雪の積雪深85cmとなりますが、長手方向の主柱間隔は中央のシャッター部の主柱間隔が7.6m、その他の主柱間隔も7.2mとなる広い間隔の設定を適用しています。

20171110-AERIAL PHOTO_017

 

外壁はVリブウォールのエジプシャンホワイト色です。

20171110-PHOTO外観_006

 

建物の正面と裏側には W3.5m x H3.0m の軽量電動シャッターが設置されています。

20171110-PHOTO外観_004

 

養魚棟内観

無柱スパン34.0mの空間です。

建物内には直径14.0m、深さ5.4mの日本最大の養魚水槽が4基配置されています。

水槽には全体で100万尾のギンザケが養殖されています。

20171110-PHOTO内観_001

 

鉄骨はすべてメッキ仕様となっています。

20171110-PHOTO内観_006

 

琴浦町RASプラント養魚棟は2017年9月に竣工しました。

株式会社鳥取林養魚場 様は2016年5月に設立され、鳥取県・琴浦町と協力して「琴浦グランサーモン」の地域ブランドとして成魚が2018年春から初出荷されるそうです。

yess建築ビルダー・メーカーと共に新たな生産スタートを応援しております。

【ネット上のニュース情報】

日本一のギンザケの養殖を目指して 鳥取林養漁場 始動 - 広報ことうら 2017.7.1 琴浦町ホームページ

※ 記事は、掲載元の記事掲載仕様により全文参照できない場合、またリンク先のページが無くなり参照できなくなる場合がございます事をご了承ください。

システム建築 施工概要

用途工場(陸上循環濾過型ギンザケ養殖場)
商品種別
カスタムシリーズ「商品説明」へ
屋根材SSルーフ 「屋根説明」へ
外壁材Vリブウォール 「外壁説明」へ
建物幅34.0 m
建物長50.8 m
建物高8.6 m
建物面積1749 ㎡
建設地鳥取県
竣工2017年03月
施工会社 株式会社井木組 ( 鳥取県 )

所在地